2021.10.12
岐阜大学発! Tongali発! 起業部初! 学生スタートアップ設立!(学長記者会見のご報告)
本学は,10月7日(木)に令和3年度 第2回 学長記者会見を実施しました。
今回の会見では,最初に森脇学長が「岐阜大学起業プログラムおよび岐阜大学発学生ベンチャー」について,「新しい大学モデルと持続的かつ先導的な東海地域TOKAI-PRACTISS(TOKAI Project to Renovate Area Chubu into Tech Innovation Smart Society)」および「地域展開ビジョン2030」と関連させて説明を行いました。
次いで,自然科学技術研究科物質・ものづくり工学専攻2年 長曽我部さん(FiberCraze株式会社 代表取締役社長,起業部 学生アドバイザー)から,設立したベンチャー企業の事業概要等について,また,上原 学術研究・産学官連携推進本部 副部門長(起業部 顧問)から,本学における起業プログラムに関する取り組みについて説明しました。
長曽我部さんは,所属する研究室の技術を活用し,令和3年9月22日付けで岐阜大学発ベンチャー FiberCraze株式会社を設立しました。FiberCraze株式会社では,本学の研究成果である繊維・フィルム加工技術を用いて素材に微少な”あな”を空け,そこに様々な機能(成分)を付与した製品を提供します。長曽我部さんは,起業に関する講義を受講したことで起業への関心が高まり,本学が提供している起業プログラムやTongaliプログラムも積極的に活用しました。今後の目標については,「技術の特性を活かした機能性素材を様々な分野に展開することによって,産業や生活の発展を担う素材のインフラを目指していきたい。」と意気込みを語りました。
本学は,岐阜・東海地域に起業風土を根付かせ,地域経済の活性化や新産業の創出に寄与することを目的として,「岐阜大学発ベンチャーの創出・成長支援」と「起業家の育成教育」を推進しています。アントレプレナーシップ教育,大学発ベンチャー支援,成長支援という3つのステージの体系的な起業プログラムを整えており,さらに近年,学内外に起業家等が活動できる環境の整備も進めています。上原副部門長は,「この体系的な起業プログラムを経て設立された,大学の研究成果を活用した学生スタートアップをロールモデルとして,今後も更に社会的インパクトのある学生スタートアップを立ち上げていきたい。」と今後の展望を述べました。
本学は今後も,多くの学生が起業の楽しさを知り,身近に感じることが出来るような環境を整えていくことで,地域経済の活性化に貢献出来るよう邁進していきます。
https://www.gifu-u.ac.jp/news/news/2021/10/entry12-11077.html